Oracle Instant Client をWindows ODBC データソースとして登録手順メモ


Oracle Instant Clientを利用してODBCデータソースを定義する手順を調べたのでまとめてみました。

セットアップ手順

1. Oracle Instant Clientを入手

OracleのダウンロードサイトよりOracle Instant Clientをダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/database/features/instant-client/index-097480.html

今回は32bit版を利用するので、Instant Client Downloads for Microsoft Windows (32-bit)にアクセスして以下のファイルを落とします。

instantclient-basic-nt-12.1.0.2.0.zip
instantclient-odbc-nt-12.1.0.2.0.zip

2. ファイルを展開

ダウンロードした2つのファイルを同じディレクトリに展開します。
C:¥直下に展開したすると以下のようになります。
expand_instantclient_archives

3. パスを通す

[システム] > [システムの詳細]を選択して[詳細設定]タブの[環境変数]を開いて、システム環境変数”Path”に展開したディレクトリ”FileMaker調査”を追加します。

4. ODBCドライバのインストール

管理者としてコマンドプロンプトを開き以下のコマンドを実行します。

c:> odbc_install.exe JA
Oracle ODBC Driver is installed successfully.

5. instantclient-odbc-windows.x64-11.2.0.4.0.zipを再度配置

後の手順のODBC データソースの追加で、[Oracle]を選択すると以下のエラーが発生します。
DriverTitle Error Connot Load Resource File sqresus.dll

odbc_installを実行すると、sqresus.dllが消されてしまうので、再度instantclient-odbc-nt-12.1.0.2.0.zipを解凍しなおしておく必要があります。

6. Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージをインストール

ODBC データソースの追加で以下のエラーが発生する場合
Microsoft ODBC アドミニストレーター ドライバーの ConfigDSN、ConfigDriver、または Config Translator が失敗しました。検出されたエラー:システム エラーコード 14001: このアプリケーションのサイド バイ サイド構成が正しくないため、アプリケーションを開始できませんでした。詳細については、アプリケーションのイベント ログを参照するか、コマンドライン ツール sxstrace.exe を使用してください。(C:\○○○\SQORAS32.DLL)のために、Oracle in instantclient_11_2 ODBC ドライバーのセットアップ プログラムを読み込むことができません。

Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86) をダウンロードしてインストールします。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=5638

6. 接続先の設定

以下のファイルをC:\instantclient_11_2に作成

// tnsnames.ora
ORCL =
(DESCRIPTION =
(ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = mydb.cl5xoo5zhuk1.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com)(PORT = 1521))
(CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME = ORCL))
)

環境変数 “TNS_ADMIN” に”C:\instantclient_11_2\tnsnames.ora”をセット
set_tns_admin_to_environments

http://apis.jpn.ph/fswiki/wiki.cgi?page=Oracle%2FInstantClient

7. ODBCデータソースの設定を追加

[コントロールパネル] > [システムとセキュリティ] > [管理ツール]を開き[ODBCデータソース(32ビット)]を選択
[システムDNS]タブを開き[追加]をクリックします
OCBD データソース アドミニストレーター (32ビット)

[データソースの新規作成]で[Oracle in instantclient_12_1]を選択し[完了]をクリックします
データソースの新規作成

[Oracle ODBC Driver Configuration]が開くので以下のように値をセットします
Oracle ODBC Driver Configuration
[TNS Service Name]はtnsnames.oraファイルに設定した”ORCL”が選択します。

接続テストは[Test Connection]をクリックします
OracleODBCDriverConnect
接続情報を入力して[OK]をクリックして以下が表示されれば接続成功です。
TestingConnection

最後に[Oracle ODBC Driver Configuration]の画面で[OK]をクリックして登録完了です。

データソースを利用してみる

ExcelにOracleのデータを読み込んでみます。
[データ]タブ[その他のデータソース]から[Microsoft Query]を選択すると以下のように追加したデータソースを選択できようになっていることが確認できます。
MicrosoftQuerySelectDatasource

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