Symfony 3 DoctrineMigrationsBundleの使い方

この記事では、DoctrineMigrationsBundleのセットアップ手順と、マイグレーションの作成・適用手順についてまとめてみました。

Symfonyは、デフォルトではマイグレーション機構が含まれていません。
また、doctrine:schema:update --forceコマンドを使ってデータベースにスキーマを反映することができますが、デフォルトではProduction環境で利用できないためマイグレーションを導入したほうが無難です。

Symfonyでマイグレーションを実装するには、DoctrineMigrationsBundle (Github: doctrine/DoctrineMigrationsBundle)を導入します。

インストールと設定

composerでパッケージを追加

$ composer require doctrine/doctrine-migrations-bundle "^1.0"

Bundleの読み込みを追加

// app/AppKernel.php
public function registerBundles()
{
    $bundles = array(
        //...
        new Doctrine\Bundle\MigrationsBundle\DoctrineMigrationsBundle(),
    );
}

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SymfonyでJS、SCSSをWebpack encoreでビルドするには

Symfonyで、JavascriptやCSSなどフロントエンドのアセットを管理する仕組みとして、以前はAsseticが用意されていましたが、Webpackを利用するWebpack Endoreに置き替わり今時な構成になりました。

Laravelで言うところのElixirにあたります。

Webpack Encoreの利用方法については、公式ドキュメント Managing CSS and JavaScript に一通りの使い方が載っています。
また、Symfonyのでもアプリ symfony/symfony-demo が、Webpack Encoreを使った構成になっているので、こちらのソースを読むほうが解りやすいかもしれません。

この記事では、公式ドキュメントの例、First Example を試してみた手順をまとめいます。
公式ドキュメントでは、nodeのパッケージ管理システムにyarnを使っていますが、私は普段まだnpmを使っているので、npmを利用してパッケージをインストールしています。

プロジェクトの構成

symfony/symfony-demo を参考に、以下のようなディレクトリ構成にします
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Symfony 3.x FOSRestBundleとJMSSerializerBundleでREST APIを実装する

FOSRestBundleと、シリアライザーとしてJMSSerializerBundleを利用し、SymfonyでREST APIを実装する手順についてまとめました。

FOSRestBundleは、非常に多機能で柔軟な実装が可能ですが、ここではレスポンスフォーマットはjsonのみに対応したシンプルなREST APIを実装する手順について紹介してみます。

バンドルのインストールと読み込み

Step 1: Setting up the bundleに従って以下の手順でインストールします

friendsofsymfony/rest-bundlejms/serializer-bundleをComposerでインストール

$ composer require friendsofsymfony/rest-bundle
$ composer require jms/serializer-bundle

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