前回の記事 「Laravel 5.8からMicrosoft Graph APIを利用する (公式ドキュメント編)」では、Micsoroft公式のチュートリアル ドキュメントに沿って、LaravelアプリケーションからMicrosoft Graph APIをOAuth認証プロバイダとして利用する手順について確認しました。
このチュートリアルは、OAuthの認証ロジックをleague/oauth2-clientを使って独自に実装していましたが、実際はLaravel公式のOAuth認証パッケージLaravel Socialiteを使いたいところです。
Laravel Socialiteは非常に多くの認証プロバイダーに対応しています。対応プロバイダーは、Socialite Providersで確認できます。
Microsoft Graphについてももちろん対応しています。
この記事では、Laravel Socialiteを利用してAzure ADのアカウントで認証を実装する手順について確認します。
Auth Scaffoldは使わず、つまりデータベース認証は使わずに、OAuth認証後にLaravel標準のAuthユーザとしてログインし、Auth middlewareを使って要認証のルーティングを保護する手順についても説明しています。
この記事に含まないこと
Azure ADに登録されたアカウントによる認証にのみフォーカスして説明しています。
Microsoft Graph APIを利用したデータの取得については説明しません。
よって、アクセストークンの更新についても言及していません。
“Laravel Socialite でMicrosoft Graph (Office 365アカウント)認証する” の続きを読む